従来の概念を打ち破るデザイン性の高さ
風呂敷というと地味なグッズという印象を持っている人もいるでしょう。
そのようなデザインのものが存在することも確かですが、
近年はラインナップに異なる傾向が見受けられます。
それはインクジェットによるフルカラーのタイプです。
まるでアート作品のキャンパスと思うほど、
鮮やかに仕上げられることも多くなりました。
つまり、物を包んだり運んだりする以外にも、
有効な使い道ができたというわけです。
その見栄えの良さに注目し、インテリアの一部として
活用するケースも見受けられます。
そう言われると、普通にイラストや写真を
飾ったほうが良いと反論する人もいるでしょう。
風呂敷にはそれらにないメリットが存在します。
折りたためる3次元のアイテムとして、奥行きを感じさせる
立体感を演出することも可能です。
インテリアをそっと包むことで、デザイン性の高い
羽衣としての役割を担ってくれます。
あえて中身が少し見えるようにするなど、自分のセンス次第で
おしゃれのレベルは格段に上がっていきます。
感覚を頼りにして自由に調整できることから、フラワーアレンジメントに
近いという人も少なくありません。風呂敷を何枚か組み合わせて
相乗効果を生み出すことも容易です。
飾る人のセンスを活かしてアレンジ
インクジェットで仕上げた風呂敷を使うなら、飾り方を工夫するのが得策です。
デザイン性が低い小物でも、そのような風呂敷で包めば
一気に素敵なインテリアになります。
たとえば、ティッシュペーパーの箱は本来アートとは無縁のものです。
しかし、さりげなく包んでしまうと、それだけ部屋を彩る
ワンポイントのアクセントに早変わりです。
ぬいぐるみなどと一緒に飾れば、とても愛らしいテイストを漂わせてくれます。
お大人の女性のみならず、子供部屋の飾りとしてうってつけです。
キッチンで活用している事例も多く、特に無機質なカゴなどに効果を発揮します。
食材を入れているカゴを覆っておけば、そこはメルヘンチックな空間になるでしょう。
ごく普通のカゴでさえも、おとぎ話に出てくるようなグッズに見えてきます。
このように既存の性質を大きく塗り替えることが、おしゃれな風呂敷に与えられた
特別な機能です。したがって、お気に入りの数枚を持っておくと、
それを取り出して空間全体のデザイン性をいつでも高められます。
特に見栄えが悪くて視界に入れたくないものが存在するとき、
それを包んでうまく飾ると印象はマイナスからプラスに急上昇するでしょう。